初心者向けの証券会社を比較する

初心者が選ぶべき証券会社はどれかと言うのは、難題です。ですから、そのようなランキングサイトは数少ないのです。

どの証券会社も初心者でもある程度は、とっつき安いように努力をしているからです。しかしながら各社とも、高機能を競い合ってます。

そうなると、かえって初心者には手が届きにくくなりがちでもあるのです。初心者向けのランキング上位にいると言うのは、機能がシンプルなままの証券会社ともなりかねません

チャート分析、ニュース情報、株価分析等のツールの機能があまりに充実していても、慣れない人には操作しづらい面はあります。専門用語が張り巡らしているような発注ツールも、避けたいところでしょう。

特殊な注文方法が盛りだくさんでも、上手には使えないでしょう。また、初心者だから特に、と手数料も安く抑えたいところですが、かえって気安く取引しがちになりかねません。

ここはあまりガツガツしないで、少しずつ取引を始めた方が良いかもしれません。

ポピュラーに使われている証券会社が、初心者向けになります。口座開設数の多い人気のある証券会社と言うだけで安心して使えます。

不明な点も発生しがちですから、対応のスピードもあるはずです。初心者向けランキングとは、言わば人気ランキングのとおりと捉えておいて十分なのです。

その点で現在トップにあるのが、SBI証券です。ただ初めてですので、他に人気のあるGMOクリック証券等数社のホームページで発注画面やツールを確かめてから選べば良いでしょう。

手数料の安い証券会社のランキング一覧で比較する

何でもランキングサイトはありますが、証券会社の比較ランキングもたくさん見かけられるようになりました。何を重視して証券会社を選ぶのかは、いろいろです。

でも誰もがまず第一に気にするべきは、手数料でしょう。ライブスター証券GMOクリック証券が抜き出ています。その後を追うようにSBI証券が続いています。現在の「手数料の3トップ」と言える状況です。

ライブスター証券の手数料の特徴は以下のとおりです。
1.現物取引の約定代金が10万以下の場合、1回86円。
2.信用取引の約定代金が300万以下の場合も、1回86円。300万を超えると無料。
手数料を2桁代に突入させたライブスター証券は、業界初のチャレンジをしています。

GMOクリック証券の手数料の特徴は以下のとおりです。
1.信用取引の約定代金が500万以下の場合、1回100円。500万を超えると無料。
信用取引では、最も安い料金体系になっています。

SBI証券証券の手数料の特徴は以下のとおりです。
1.現物取引、信用取引ともに上位2社には及びませんが、大きくは変わりません。
2.手数料以外のトータルなポイントを含めると、今一番人気の証券会社のようです。

ただし、手数料も取引方法や回数、金額により単純に比較は出来ません10万以下の信用取引であれば0円の松井証券が有利になる人もいるでしょう。

ランキングサイトの順番は、一般的平均的な目線でしかランキングしていないのです。各社の手数料の内訳を吟味し自分に合った証券会社を選ぶのが得策となります。

証券会社をツールで比較する

ここで言うツールとは、トレードツールのことです。従来の店頭証券と違ってネット証券では、取引をこのツールを通じて行います。

より高機能でより使いやすいツールがもてはやされるのは当然です。各証券会社はこのツールの開発にしのぎを削っています。

ツールには、大ざっぱに分けて4種類あります。

1.デスクトップパソコン向けトレードツール
発注、チャート、板情報、ニュースなどトレードに必要な諸々の機能があります。
ダウンロードして使うツールになります。

2.スマートフォン、モバイル向けアプリ
デスクトップ用の取引アプリと同様、注文、チャート、ニュースなどいろいろな機能が搭載されています。
証券会社によっては、入出金まで出来るアプリもあります。

3.チャート特化型のツール
チャート上に現れる各種のテクニカル指標の表示、比較チャート、描写ツールなどチャート分析用のツールです。

4.銘柄スクリーニング特化型のツール
特定の抽出条件に合致した銘柄を検索する機能やそれをランキングにして表示する機能に特化したツールです。

このようなツールを比較してみれば分かりますが、各社それぞれに個性を出しています。注文機能、板情報、チャート機能、ランキング情報、検索機能などどれが使いやすいか比較してみましょう

その中から自分に合ったツールを選ぶのが、投資の第一歩です。各種ツールを各機能別にランキングして評価しているサイトもありますので、参考になるはずです。

デイトレードする証券会社を手数料比較してみる

デイトレード人口は、ネット環境の進歩と伴に増えてきました。証券会社を選ぶ際には、デイトレードをするのかしないのかで随分、選択基準が変わってきます

デイトレードが目的なら、まず第一に手数料の安い証券会社を選びましょう日中、何十回と頻繁に売買を繰り返しながら1トレード当たりの利益は小さいですから、手数料は極力安くしたいものです。

それだけでなく、リアルタイム株価が監視できるツールの性能が良くなければいけません。

デイトレードは、他人より1秒でも早くトレードして1円の利益でも取る世界ですから、それなりのツールは整備されていなければいけません。ただ、これは人によって良さを感じる基準も違いますので、ここでは触れておきません。

証券会社の手数料体系には、次の2種類があります。

1回取引当たり○○円と定められている体系(回数従属制)
1日の取引合計金額に対し○○円と定められている体系(1日定額制)

どちらが安いかは、それぞれの料金とデイトレードの取引回数にもよってきます。取引回数が特に多い人や手数料を気にしたくない人は、1日定額制が安心です。

手数料にも現物取引と信用取引とで違う場合が普通ですので、注意しましょう。デイトレードでは、信用取引が中心になります。

信用取引ですと、一日で何回も売買出来るようになったからです。ですから、信用取引の手数料で比較するべきです。

松井証券では、信用取引に付きものの金利や貸株料が無料になっています。このようなサービスも登場するようになりました。

逆指値注文の出来る証券会社を比較する

逆指値注文には、以下の3つのメリットがあります。

1.株価が上昇トレンドしたときに買う
「○○円以上になったら買い」と言う注文です。
2.損失の拡大を防ぐ
「○○円以下になったら売り」と言う注文です。
これで損失の最大値を限定出来ます。逆指値注文の最も大きなメリットです。
3.利益確定売り
「○○円以下になったら売り」と言う注文です。
2と同じですが、含み益がある場合は、利益の最小値を限定出来ます。含み益が一気に消えてしまうショック、さらに損失に転換する恐怖を味わなくてすみます。「利確千両」と言って含み益を確実に利益にする方法になります。含み益が出たら、そのラインで逆指値を入れ続けておけば、後で下がった時の後悔からは開放されます。

いずれも日中、板に張り付いてチェックの出来ないサラリーマンには、ぜひ欲しい機能です。

取引時間外に逆指値注文をしておけば、自動的に損切りや利益確定をしてくれるのですから安心して仕事に専念出来ます。株価は一瞬の間にこれまでの流れが反転することがあります。

また、売買の実行力に乏しい人にも有効です。株価が上昇して利益確定ポイントになっても、欲が出て様子を見ているうちに下がったりもします。

下がったら下がったで少しの我慢で回復するはずと、根拠の無い自信を持ってしまいがちです。そのうち損失が拡大するのです。

最初から売買のポイントを決めて発注しておけば、利益は大きく損失は小さくすむのです。このように逆指値注文は、一見初心者には難しそうですが、初心者でこそ有効な発注方法です。

逆指値注文の出来る証券会社は次のとおりです。SBI、楽天、マネックス、GMOクリック、カブドットコム、松井、岡三、ライブスター。以前は逆指値注文は手数料が高かったものです。

2007年にSBI証券が逆指値注文を値下げしてから、マネックス証券等も手数料の値下げを開始しました。今では、各社とも通常と変わらない手数料で逆指値注文が出来るようになりました

IPO株を手に入れられる証券会社を比較する

株で儲けるなら、IPO株に当選するのが堅実かもしれません。当たれば短期で暴騰する銘柄も頻繁に見受けられるからです。リスクもありますが、何も考えずに手っ取り早い方法とも言えるのです。

IPO株を手に入れるのは、当たりやすい証券会社と言うのがあります。そこに申し込むのが正解です。そのような観点で証券会社を選ぶ際に、チェックするべき項目は次のとおりです。

IPO取り扱い数の多さ
 種類が多い方が、手に入れるチャンスも多くなります。
口座開設数の多さ
 1証券会社に配分される株数は決められてますので、口座開設数の少ない証券会社の方が有利になります。
IPO抽選方法の平等性
 完全平等抽選方式は機械的方法で万人に平等です。これが主流になってますが、そうでもない証券会社もあります。完全抽選方式ですと、資金力のある人が有利になります。店頭配分方式はいわゆるお得意様向けの割り当て分になります。

手数料等は比較して小さい金額にしかなりませんから、気にすることではありません。総合的にマネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券の3社がポイントが高いようです。年間100社が上場するとしてその過半数を取り扱っていますから、特にそこには魅力があります。

このような証券会社の口座を開設しておきましょう。普段、使わなくても良いのですIPOの申し込み用に別途持っておけばチャンスが広がるばかりです。

口座開設、維持手数料等は一切ありませんから、何の損も無いのです。

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